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行きつけの店がことごとくつぶれる

漫画棚

サイクスの会議室には本棚があります。が、なぜか漫画しか置いてありません。

というか、漫画しか置けないのです。

ことの経緯は代表門松のこの発言からでした。

唐突だけど欲しいマンガリスト作りたい
◯◯◯万以上の案件取れたら1タイトルずつ追加してくとか

(ハロウィンはとっくに終わりましたが、面白いので門松のアイコンはしばらくはこのままにしておきます)

この発言からこの漫画専用本棚が誕生したのですが、どの漫画を購入するかは社員によるリクエストから獲得案件の責任者が選ぶというルールになりました。

今は社員が各自で持ち寄ってきた漫画が置いてあります

先日、満を持して初回の機会が来たのですが、このルールだとどうしても案件責任者の好みになってしまいます。

また社員のリクエストも千差万別、何を選べばよいのか迷うところです。

そこで先日のサイクす会(社内定例MTG)にてリクエスト採用を賭けたプレゼン大会が行われました。

候補は3作品!プレゼン大会

今回プレゼンを行う採用候補は以下の3作品です。簡単に説明しましょう。

候補1.漂流教室/楳図かずお

こちらは杉本による推薦です。

漂流教室は1972年~74年に週刊少年サンデーで連載された楳図かずおの代表作です。弊社社員誰も生まれてない頃ですし、今回の候補では一番古い作品です。

ある日激しい地震に襲われ、小学校の校舎ごと退廃した未来に送られてしまった児童たちが、飢餓や迫りくる恐怖から逃れるための生存競争を描いた作品です。

ドラマ化もされていましたね。

杉本が上京して初めて入った漫画喫茶で読んだ思い出の漫画なのだそうです。

プレゼンの途中、吉祥寺にある楳図先生のご自宅まことちゃんハウスや楳図先生の出没スポットの話で盛り上がって脱線しまくりでした。

漂流教室といえば私は20年以上前に読んで面白かったという印象はあるものの、あらすじをまったく覚えていないのでプレゼンを聞いているうちに内容が気になってモヤモヤしてきました。最後どうなったんだっけ。

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候補2.ダイの大冒険/原作:三条陸、作画:稲田浩司

続いては成田による推薦です。

正式名は「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」とあるとおり、人気RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの設定を元にした作品です。

1989~96年までの7年間に渡り少年ジャンプで連載され、発行部数は5000万部、アニメ化もされるなど非常に人気のある作品でした。連載当時は少年ジャンプも黄金期でしたし、私の周りの男子中学生はだいたい読んでいたと思います。(たぶん)

うまい具合に顔出しNGマンが隠れたぜ…

今回成田はデザイナースキルをフル活用した渾身のスライドを用意してくれました。

少年ジャンプの世界観よろしく「友情・努力・勝利」満載のヒーローもの王道ファンタジーですが、だからこそ敢えて読んでもらいたいとか言ってたと思います(うろ覚え)。

しかし全22巻って長いな…。

候補3.MASTERキートン/原作:浦沢直樹・勝鹿北星・長崎尚志

最後は吉田の推薦です。

皆さんご存知「YAWARA」「21世紀少年」などで知られる浦沢直樹による作品で、1988年~94年まで『ビッグコミックオリジナル』で連載されていました。

考古学者、オプ(探偵)、元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官と3つの顔(キャリア)を持つ男・平賀=キートン・太一が、世界を舞台に保険調査員として難事件を解決していくストーリーです。

吉田曰く浦沢直樹の作品はオリジナルだと途中で展開がぐだぐだになってきますが(なんとなくわかる)、これは原作者が他にもいるので非常にうまくまとまってるらしいです。

タイトルこそ知っていましたが未読で、著名人のオススメ漫画としてよく挙げられる作品ですので、個人的にも読んでみたい作品でした。登場人物やストーリーの設定なども非常に気になります。

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結果発表

容赦ない野次やツッコミが入りながらも盛り上がったプレゼンでしたが、採用される作品は1作品のみ。

私は漂流教室を選んでモヤモヤを解消するか、前から読んでみたかったMASTERキートンを選ぶかを悩んでいましたが、最終的にはどちらかに決めなくてはいけません。

ちなみに吉田 は今回の案件責任者。最終的に採用は皆の投票で決めるのですが、彼には持ち票が2票あります。

そして運命の結果は以下のとおり。

漂流教室…5票

MASTERキートン…4票

ダイの大冒険…1票

漂流教室の勝利でした。

成田なんて残業までしてスライドを作ったのに…現実は残酷です。

ということで、記念すべき第一回漫画プレゼン大会(仮)は漂流教室の勝利で幕を閉じました。

追記というか後日談というか

残業までしてスライドを用意したにも関わらず一票しか入らなかった成田

を不憫に思った吉田が、個人的に「ダイの大冒険」を購入したそうです。やさしい世界…。めでたしめでたし。

更に後日談。

先日無事にブツが届き、本棚に飾られることになりました。22巻もあると本棚が充実して見えます。

次回のプレゼンは誰が名乗りを上げるのか、楽しみです。

もちろん漂流教室も!

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たぐち

たぐち

コンテンツディレクター/ライター/ときどき総務
ゆるいオタクを自称するマルチな情報屋。
好きなもの:ねこ、ドアラ、立ち飲み、クラフトビール、ワイン、燻製

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