株式会社サイクス 代表 門松直幸 インタビュー
きっかけは大学の授業
Q1.エンジニアになったきっかけを教えてください
ぶっちゃけてしまうと「初めてパソコンに触れた時に感動した!!」みたいな原体験があるわけではなく、本当に「なんとなく」なんです。
たまたま大学の講義でパソコンを使ってプログラミングをする授業がありました。なんとなく面白いなぁと興味は持っていたのでそれ系のゼミを選択して、就活でもやはりなんとなくシステム開発会社を志望して…という感じです。
就活の際にIT系ではない全く別業界も受けたのですが、かすりもしなかったという笑い話はまた別の機会にでも…。
会社員時代を経て起業
Q2.エンジニアとして働いていた会社員時代のことを教えてください。 またいつ頃から起業を意識しましたか?
新卒で就職した会社は、社内での持ち帰り案件も一応ありましたが、ほとんどは客先常駐という派遣スタイルがメインでした。
僕もちょうど1年目の終わりくらいにとある企業に出向となり、C言語を使ったとある帳票ソリューションの開発をしていました。
その現場はいわゆる「THE・ウォーターフォール型開発」な所で、僕の開発フローやドキュメント関係などのスキルはここで付けさせてもらったと言っても過言ではありません。
その後、今でいうベンチャーのような会社に転職します。
前職とは開発工程も担当業務も全く違い、ベンチャーよろしくなんでもやりました。
と同時に僕はその頃からコーディングをすることはほぼなくなりました。クライアントとの折衝・ヒアリング、内外部のエンジニアに作業依頼、案件の進行管理がメインタスクのPM/PL的な立場でしたね。
その会社にかれこれ5年程在籍した後に起業をするのですが、これといってきっかけがあった訳ではないんです。「そうだ起業してみよう!」的な。
クライアントによって求めるものが違う、それが受託開発の面白さ
Q3.なぜシステム開発、それも受託開発の会社にしたのですか?
そもそも自分自身のベースキャリアが「システム開発」ですし、よく「変わってるね」って言われるんですが、単純に「受託開発が好き」だからですね。
受託開発をやっているとさまざまな業種・業界のクライアントと出会うことができます。そして、そのクライアントの為のシステムを開発するからにはそのクライアントの業界知識・業務知識が必要になってきます。
更にクライアントごとに求められる技術やデザインのテイストは違います。 1つの技術、知識じゃ通用しないことや、案件に応じた知識やスキルをつけないといけないこと、それぞれ異なることを学べる経験の積み重ねが楽しいですね。
また自社サービスや自社プロダクトと違い、始まりと終わりがはっきりしていて、終わったときのお客さんの反応も直に感じることができるというのも受託開発の面白さです。
一方、受託開発は「嫌だ」というエンジニアもいると思います。確かに受託開発にはクライアントファーストで、現場の声やリソース状況は無視されがちというありがちなイメージがありますよね。
しかしサイクスにはお客さんの要求や希望を把握してうまくマネージメントできるスタッフがいます。結果として、現場が疲弊することなくむしろモチベーション高いままローンチを迎え、クライアントも満足といった状況を作れています。そこが、いわゆる敬遠されがちな受託開発会社とサイクスの違う所だと自負しています。
とにかく「好き」という気持ちが大事
Q4.サイクスではエンジニア・デザイナーを随時募集していますが、どのような人材を求めていますか?
現時点でのスキルよりは、本人のマインドセットや向上心を最重要視しています。これは今のスタッフに求めているものでもあります。
別に超ハイスペックな人材を求めている訳ではないんです。純粋に「開発が好き」という感覚を持っているかどうかです。それはモチベーションの維持にもつながるので。
好きじゃない仕事を長く続けるのって苦痛ですよね。僕は結果としてこの業界が好きになったからこの業界でやってこれています。
またこの業界は技術の刷新がめまぐるしく、新しい技術を追い求めることが好きかどうかというのも重要です。それを大変だなと嫌だなと思う人より「こんな技術があるじゃん、面白そう、やってみよう」と思える人が向いているし、続けられるのだと思います。
30年続く会社へ
Q5. 今後の展望や目標を教えてください
目標は30年続く会社です。
だって、いつ潰れるかわからない会社で転職したいと思いませんよね。
もちろん30年細々と続けるんじゃなくて、もっともっと組織は拡大していこうと思っています。その中で成果に応じた報酬や待遇、働きやすい環境や面白い仕事をスタッフに提供できる受け皿として長く続けていきたいです。
みんなのモチベーションが高い状態で日々業務をこなしていれば、結果、クライアントに提供できる価値も高くなるはずですよね。品質が高まり、顧客満足度も高まるということです。それは当社のミッションである「不幸なシステムを無くしたい」ということにもつながります。
以上2つが、組織として目標です。
まぁ30年って言いましたけど、まずは10年ですね。
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